※2023年11月に更新しました。 また本ページにはプロモーションが含まれています
もし、あなたが次世代の映像制作に一歩先を行くカメラを探しているなら、SONY α7S IIIはその答えかもしれません。
このカメラは、4K 120pの高フレームレートから10ビット 4:2:2の深い色彩まで、プロフェッショナルなビデオ撮影に必要なすべてを備えています。
暗い場所での撮影?そんなのもう怖くありません。
このカメラの高感度性能なら、ノイズなしで明るくクリアな映像が簡単に手に入ります。
操作性や使い勝手についても、改善されたタッチスクリーンと直感的なメニューが、初心者から上級者までを満足させるでしょう。
しかし、無敵のSONY α7S IIIにも短所がないわけではありません。
SONY α7S IIIの一般的なデメリットである高価格、重量感、そして設定が煩雑な点はもちろん、それら意外にもSONY α7S IIIを購入してしまってから不満に感じる部分があるかもしれません。
このレビューでは、SONY α7S IIIの魅力を最大限に引き出す方法、そしてSONY α7S IIIのメリット・デメリットや購入する前に注意すべきポイントについて詳しく解説します。
あなたの映像制作が次のレベルに進むために役立ちましたら幸いです!
この動画は映像クリエイター DAIGENさんのYouTubeチャンネルの動画「α7SIIIは2023年も使えるのか?ZV-E1,FX3と比較してみた」です。
DAIGENさんの動画はいつも「私もソニーのカメラを持っていて良かった」と思わせてくれており、その中でもこの動画は発売して時間が経った今、α7S IIIを買うか考えている方に是非見てほしいと思います。
SONY α7S IIIを使ってみた感想です。
このカメラはプロの映像制作者向けのビデオ撮影に特化している点が非常に印象的なカメラです。
2020年10月に発売したカメラで、この記事を書いている時点ではもう3年近く経過しています。
ところが市場価格は僅かしか下落しておらず、このカメラの人気の高さが窺えます。
4K120pの高フレームレート撮影や10ビット 4:2:2の色深度で撮れるなど、SONY α7SIII は高品質な映像制作を求めるユーザーにとって間違いなく魅力的な選択肢の一つです。
前モデルのSONY α7SII から解像度の進化はなかったものの、刷新された映像処理エンジン「VIONS XR」はその後に発売したソニーのシネマカメラ「FX3」や「FX6」に継承しています。
項目 | α7S III | FX3 | FX6 |
---|---|---|---|
イメージ | ![]() |
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カメラ有効画素数 | 約1,200万画素 | 約1,200万画素 | 約1,040万画素 |
ISO感度(推奨露光指数) | 80-102,400(拡張時40-409,600) | 80-102,400(拡張時40-409,600) | 80-102,400(拡張時40-409,600) |
ガンマカーブ | S-Log3,S-Log2 | S-Log3,S-Log2 | S-Log3,S-Log2 |
ラチチュード | 15+ストップ | 15+ストップ | 15+ストップ |
音声記録方式 | LPCM | LPCM | LPCM |
RAW外部出力 | はい(16ビット) | はい(16ビット) | はい(16ビット) |
オートフォーカスの測距点数 | 759点 | 627点 | 627点 |
記録媒体 | CFexpressTypeA/SDXC | CFexpressTypeA/SDXC | CFexpressTypeA/SDXC/XQD |
手ブレ補正方式 | 5軸 | 5軸 | なし |
補正効果(静止画撮影時) | 5.5ストップ | 5.5ストップ | N/A |
質量(本体のみ) | 約699g | 約715g | 約890g |
音声入力端子 | 3.5mmマイク端子/XLRアダプター | 3.5mmマイク端子/XLRアダプター | XLR |
希望小売価格 | 504,900円 | 559,900円 | 880,000円 |
また、SONY α7SIII は前モデルと同様に高感度性能が非常に高く、暗い環境でもクリアな映像を確保できます。
これは特に屋内や夜間の撮影でその価値を発揮します。
撮影用ライトを用意できない環境や、突発的に撮影シーンが発生するドキュメンタリーの撮影でもスピーディに撮り始めることが出来るのです。
SONY α7SIII は操作性についても、タッチスクリーンの採用やメニューの改善がされており、使いやすさが向上しています。
USB Type-Cで撮影データをパソコンに移動できるので撮影から編集、アップロードまでのワークフローをスムーズにする大きな要素となります。
ただし、SONY α7SIII は価格が高い点は非常に悩ましいのは間違いありません。
高機能なカメラであるがゆえに、初心者や趣味で撮影を楽しむ層にはハードルが高すぎますし、α7S IIIの多くの機能を使いこなすだけの映像スキルも必要になるでしょう。
私は発売日にSONY公式通販サイトで会員割引を利用してSONY α7S IIIを購入しました。
SONY α7S IIIで多くの撮影シーンを撮ることができ、またカラーグレーディングに触れる機会も増えたので映像を学ぶには最高のマシンです。
SONY α7S IIIの購入を検討している方へ、このカメラの特長を分かりやすくご紹介します。
SONY α7S IIIは、SONY αシリーズの中でも最高のビデオ撮影品質でとてもナチュラルな色の再現性があります。
422 10bitの色域でカラーグレーディング耐性にも優れていますが、ピクチャープロファイルのS-Cinetoneを使うことで撮って出しでも十分美しい映像を手に入れることができます。
YouTubeクリエイターからプロの映像制作者まで、幅広い層を満足させる高品質なビデオが撮れるのは大きな魅力です。
SONY α7S IIIは暗い場所でもしっかりとした映像を撮影できる高感度性能があります。
夜景や室内での撮影でも、明るくクリアな映像が得られます。
これは特にウェディングビデオやドキュメンタリー撮影で役立つでしょう。
新しく改善されたタッチスクリーンとメニューシステムが、使いやすさを格段に向上させています。
特にメニューが直感的で、初めてでもすぐに慣れることができます。
AFトランジション速度設定
瞳AFの詳細設定
そしてSONY α7S IIIはピントをタッチパネルで合わせることができ、その精度も非常に高いです。
ピン送りのような撮影技法はタッチパネルで簡単に出来るようになります。
AFトランジション速度も自由に変更できるので、初心者でも簡単にプロ並みの映像が撮れますよ。
SONY α7S IIIは長時間の撮影でもバッテリーが持つように改善されています。
また、過熱しづらい設計になっているので、長時間のビデオ撮影でも安心です。
確かに、SONY α7S IIIは高価ですが、その価格に見合った高性能を持っています。
プロフェッショナルな仕事に使うなら、そのコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
SONY α7S IIIは防塵・防滴設計になっているため、屋外での撮影でも安心です。
これは特にアウトドア撮影やスポーツ撮影で重宝します。
静止画も高品質で撮れるので、ビデオだけでなく写真撮影にも使えます。
画素数が少ないので、静止画をクロップするような使い方は苦手ですが、暗所の強さは静止画でも活かせます。
静止画も撮るならFX3やFX6よりも一台で二度おいしい、というわけです。
SONYの豊富なレンズラインアップやアクセサリーとの互換性もあり、システムを自由にカスタマイズできます。
高度な色補正やRAW出力など、プロフェッショナルなニーズにも応えられる機能が備わっています。
SONY α7S IIIは世界中の映像クリエイターに愛用されているため、オンラインでの情報取得が簡単です。
プロのクリエイターがシェアしている撮影方法を参考にすることで、撮影技術を飛躍的に高めることが出来る可能性が広がります。
総じて、SONY α7S IIIは多機能で高性能なビデオカメラです。
価格は高いですが、その価格に見合った性能と多機能性があります。
これから映像制作を本格的に始めたい方や、既にプロとして活動している方にとって、このカメラは強力なパートナーとなるでしょう。
私がSONY α7S IIIのメリットとデメリットをそれぞれ詳しくご紹介します。
SONY α7S IIIは、その高品質なビデオ撮影機能が最も注目される点です。
α7S III の記録方式
記録フレームレート
4K120pの高フレームレートと10ビット 4:2:2の色深度により、プロフェッショナルな映像制作が手軽に行えます。
クイック&スローモーションを効かせた映像表現をしたい方は特にお勧めです。
120Pで撮影した映像でスローモーションにする場合、シャッター速度を1/120以上にする必要がありますが、α7S IIIの高感度性能が発揮し、屋内や夜間撮影でもスローモーション映像を撮ることが出来るのです。
操作性も非常に高く、新しく改善されたタッチスクリーンと直感的なメニューシステムが使いやすさを一段と引き上げています。
バッテリー寿命とヒートマネジメントも優れており、長時間の撮影にも耐えられる耐久性があります。
防塵・防滴設計も採用されているため、厳しい環境下でも安心して使用できます。
・高品質なビデオ撮影
・高感度性能
・操作性
・バッテリー寿命
・耐久性
・多機能であること
一方で、このカメラの高機能性が反映された価格は、初心者や趣味で撮影を楽しむ層にとっては少々ハードルが高いかもしれません。
SONYα7S Ⅲ本体は700gで比較的軽量ですが、フルサイズセンサー対応のレンズは依然として重いものが多いためは、持ち運びには工夫が必要です。
さらに、最高の性能を引き出すためには専用のレンズやアクセサリーが必要となり、これが総費用をさらに上げる可能性があります。
中でもメモリーカードは読書速度が速い高性能なSDXCカード(UHS-II)やCFexpressカード(Type A)を用意しないと、バッファオーバーで録画データが破損することもあります。
SONYα7S Ⅲが推奨するメモリーカードは純正・社外品どちらも高価なので、カメラ・レンズ以外の出費も相応にあると想定しておいたほうが良いでしょう。
さらにSONYα7S Ⅲは高度な機能が多いがゆえに、設定が初めての人には複雑に感じられることもあるはずです。
・価格の高さ
・アクセサリーの追加購入が必要
・複雑な設定は最初戸惑う
・色表現は好みがあるかも
私個人的な意見ですが、SONY α7S Ⅲは解像力も高いため多少シャープネスを抑えた設定にするか、フィルターを装着して撮るのがお勧めです。
例えばNiSiの円形フィルター「ブラックミスト」を使えば、α7S Ⅲの映像が柔らかい雰囲気になり、よりシネマティックな方向へ舵を切ることが出来るでしょう。
フィルターの濃度は1/4または1/8が人物撮影でちょうどよいようです。
以上がSONY α7S IIIのメリットとデメリットです。
高性能で多機能ながら、その反面で価格や持ち運び、設定の複雑さなども考慮する必要があります。
購入を検討する際には、これらの要素をバランスよく考慮してください。
まず、このカメラは高機能であり、その分価格も高いです。予算をしっかりと考慮する必要があります。
また、高性能なレンズやアクセサリーを追加で購入する場合、総費用はさらに上がる可能性があります。
予算計画をしっかりと立て、必要なアクセサリーも考慮に入れてください。
長時間の撮影や高負荷な作業を行う場合は、バッテリーの持ちが気になる点です。
必要であれば、追加のバッテリーも購入することを考慮してください。
カメラやバッテリー、SDカードなどまとめて購入する方がお得に購入できるでしょうから、安心して購入できるショップでひとまとめに注文するほうが値引きにも応じてもらえやすいでしょう。
総じて、SONY α7S IIIは高度なビデオ撮影が可能なプロフェッショナル向けのカメラであり、その多機能性と高性能は多くのユーザーを満足させるでしょう。
しかし、その価格と機能性から、特定のターゲット層に焦点を当てた情報提供が求められると感じます。
最後に、バッテリー寿命やヒートマネジメントも改善されているとのことで、長時間の撮影にも耐えうる耐久性があります。
これはプロフェッショナルな現場での使用において、非常に重要な要素となるでしょう。