SONY α7Ⅲの望遠レンズはどれがおススメ?

※2024年4月に更新しました。 また本ページにはプロモーションが含まれています

 

ソニーα7Ⅲは高速連写機能とダブルカードスロットの追加となり、一気にプロのフォトグラファーさんの中でも乗り換える方が増えているようです。

 

そしてα7Ⅲ、α7RⅢの発売と同時に、これまですでに販売されていたSONYのフルサイズレンズが売れており、納品されるまでかなり待たなければならないレンズもあるようです。

 

そんな中でα7Ⅲに合わせて望遠レンズの購入を検討している方もおられるのではないでしょうか?

 

ここではα7Ⅲで望遠レンズを購入するならどのレンズが良いのか調べてみることにしました。


この動画では12本の交換レンズを購入してきた私が、動画用レンズの選び方を解説してみた動画です。
合わせてご視聴ください。


SONY α7Ⅲの望遠レンズは4本。どれを選ぶべき?

35mmフルサイズ撮像素子を採用しているSONY α7Ⅲに装着する望遠レンズとして、候補に挙がるのが以下の4本のレンズです。

 

SEL70200G

FE 70-200mm F4 G OSS

SEL70200GM

SEL70200GM

SEL100400GM

SEL100400GM

SEL70300G

SEL70300G

現時点(2018年9月)ではSONY純正の望遠レンズが主流となっていますが、今後はタムロンやシグマがEマウント用の望遠レンズを発売することが予想されるのでさらに選択肢は増えることになります。

 

望遠レンズはプロユースがメインとなっており、個人使用で購入されるユーザーが少ないからなのか?値段が下がりにくい傾向があります。

 

Gマスターシリーズの望遠レンズ SEL70200GMとSEL100400GMが発売されたことでSEL70200Gが安価に感じられるほどです。
またSEL70200Gは微々たる値ですが、販売価格がやや下がっている傾向があります。

 

参考:FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G の価格推移グラフ|価格コム

SEL70200GMとSEL100400GMは望遠端の焦点距離が2倍とかなり開きがありますが、値段の差はそれほど大きくありません。

 

そのためかEマウントの望遠レンズとして一番売れているレンズはSEL100400GMとなっています。

 

ただ、400mmという超望遠で撮影するのは野鳥撮影などかなり限られた用途となり、望遠レンズを使い慣れていない方には広角が70mmとなるSEL70200GMまたはSEL70200Gが使いやすいという評価が多いです。

 

また、SONYにはテレコンバーターが二種類用意されています。

 

SEL14TC

SEL14TC

SEL20TC

SEL20TC

テレコンバーターはレンズとボディの間に装着することで焦点距離を伸ばすことができるアイテムです。

 

SEL14TCは焦点距離を1.4倍に、SEL20TCは焦点距離を2倍にすることができます。

 

一点注意しなければならないのはSONYから発売されているテレコンバーターはSONY純正のGマスターレンズのみ対応となっておりますので、SEL70200GやSEL70300Gには使うことができません。
テレコンバーターレンズが後玉に接触する可能性があるようです。

 

70mmの焦点距離が必要でSEL70200GMを購入した場合、SEL20TCを併用することで望遠端400mmが実現できます。

 

低予算で望遠レンズを検討している方はFE 70-200mm F4 G OSSがオススメです。
SEL70300Gのほうがズーム倍率が高くなっていますが、ズーム時に開放絞り値が変化し使いにくさを感じるでしょう。

 

FE 70-200mm F4 G OSSはF4という明るさを全てのズーム領域でカバーしていますので、ズーム倍率を変えても絞り値が変わることはありません。

 

GマスターレンズはF2.8となっているのでさらに明るいレンズと言えますが、α7Ⅲは感度耐性に優れているためF4でもISO感度を上げてノイズがない望遠撮影ができるでしょう。

 

 

この動画は、JETDAISUKEさんがFE 70-200mm F4 Gのレビューをしてくれています。
動画2分18秒以降に作例もありますので参考になりますよ。ぜひ視聴してみて下さい。

 

手振れ補正が強力な望遠レンズ FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G

SEL70200G

 

FE 70-200mm F4 G OSSの標準側の70mmは、画角が34度となり、ここから100mmくらいまでがポートレートに適していると言われています。

 

100mmから先の焦点距離は、色々な被写体が考えられますが、例えば風景でも良いですし、野生動物やスポーツあるいはライブなども問題ないでしょう。
特に望遠側の200mmは画角が12度となり、相当遠くの被写体も捉えられるはずです。

 

_DSC2201

 

写真は flickr FE 70-200mm F4 G 作品から引用しています

 

さすがに望遠レンズとなりますと、最短撮影距離は1から1.5mと、あまり近寄っての撮影はできませんがそれは仕方がありません。

 

あと望遠系の撮影は手ブレに気を付けなければなりません。

 

しかしFE 70-200mm F4 G OSSにはレンズ内に手ブレ補正機能を備えており、α7Ⅲのボディ内手振れ補正と併用することで、手持ち撮影でもきれいに撮れると評判が良いです。

 

参考:FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200Gレビュー|価格コムレビュー

FE 70-200mm F4 G OSSの主な仕様

α7Ⅲ+FE 70-200mm F4 G

出典:https://camerasize.com/

 

レンズ構成 15群21枚
開放絞り F4-22
絞り羽根 9枚
最短撮影距離

1- 1.5m(AF時)
1-1.35m(MF時)

最大撮影倍率 0.13倍
手ブレ補正 レンズ内手ブレ補正方式
外形寸法 最大径x長さ 80mm x 175mm
質量 約840g (三脚座別)

SONY Eマウントの望遠系ズームレンズで、レンズ構成は15群21枚です。
各種収差の補正もしっかりしていますし、描画性能そのものも優れています。

 

開放絞りがF4に対して最小絞りはF22、絞り羽根は9枚ですからボケも円形に写ります。

 

径は80mmに対して長さが175mmと最大200mmの望遠レンズとしてはコンパクトで、重さも840グラムと1キログラム以下で軽い方だと言えるでしょう。

 

付属品は、丸型バヨネット式のフードにソフトケース、それにレンズキャップが2つです。
それから望遠レンズらしく。三脚座も付属します。

 

FE 70-200mm F4 G OSSは軽量コンパクトながらも、描画性能に優れていて手ブレ補正も備えているすぐれものです。
2個のモーターによるオートフォーカスも滑らかで、フォーカスしても全長は変わらない構造をしています。
さらに防塵防滴にも対応していますので、初心者から高級アマチュアまで満足できるおススメの望遠レンズと言えるでしょう。

ソニー SONY ズームレンズ FE 70-200mm F4 G

✅低予算で買えるSONYフルサイズ望遠レンズ
✅全撮影領域でF4通し
✅手ブレ補正性能が高い

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