SONY α7Ⅲの動画撮影用で最高のレンズはどれ?

※2024年4月に更新しました。 また本ページにはプロモーションが含まれています

SEL28135G

 

α7Ⅲの写真用レンズはGマスターレンズのいずれかから選べば最高の画質を得られるのは間違いなさそうです。

 

では動画撮影でα7Ⅲを用いる場合、どのレンズが最高性能となるのでしょうか?

 

ここではソニーα7Ⅲ動画ユーザー向けのレンズについて最高の選択となるレンズがどれになるのか検証してみます。

 

動画撮影に適したズームレンズに求められる条件は、まず広角から望遠まで幅広い撮影領域をカバーしていること、そしてレンズの操作性の良さです。

 

そして、なるべく小型軽量で機動性を損なわず、出来れば電動ズームもついていてオートフォーカスなどの動作音が静かなことも付け加わえる必要があると思います。

 

SONY Eマウントレンズで上記条件を満たしているのが以下の3本となるでしょう。

 

SELP28135G

FE PZ 28-135mm F4 G OSS

SELP18110G

SONY E PZ 18-105mm F4 G OSS

SELP18105G

SONY E PZ 18-105mm F4 G OSS

 

 

このうちフルサイズ対応のレンズはFE PZ 28-135mm F4 G OSS SELP28135Gのみとなっています。
α7Ⅲのフルサイズセンサーを十分に生かしきるならばSELP28135Gとなりますが、実際のところどうなのでしょうか?


この動画では12本の交換レンズを購入してきた私が、動画用レンズの選び方を解説してみた動画です。
合わせてご視聴ください。


SELP28135Gの評判はどう?

 

 

FE PZ 28-135mm F4 G


SONY α7Ⅲは35mmフルサイズセンサー搭載ですから、レンズもそれに対応しているものが望ましいでしょう。

 

FE PZ 28-135mm F4 G OSS SELP28135Gは、35mmフルサイズカメラ用に設計されている電動ズームレンズです。
光学的にも優れていると評判が良く、4K動画の撮影でも十分期待に応えてくれそうです。

 

参考:FE PZ 28-135mm F4 G OSS レビュー|価格コム

 

操作はほぼ全て左手で完結できるようになっており、ズームの手動/電動(サーボ)の切替や手振れ補正のオンオフ、パワーズーム操作もレンズマウント付近に並んでいます。

 

プロ用のシネマレンズとして用意されているだけあって、AF時の静粛性や操作性など申し分ないと言われています。

 

手持ち撮影の際の補助として、光学式手ブレ補正機能が付いているのも頼もしいです。
防塵防滴機能もありますので、屋外でのハードな撮影にも対応できるように設計されているのも魅力の一つです。

 

FE PZ 28-135mm F4 G OSS SELP28135Gのデメリット

α7Ⅲ+FE PZ 28-135mm F4 G OSS SELP28135G

出典:https://camerasize.com/

FE PZ 28-135mm F4 G OSS SELP28135Gは、広角側が画角75度、望遠側で18度とかなり広い範囲をカバーしています。

 

レンズ構成は12群18枚、非球面レンズ及びマルチコーティングなどの採用で各種収差を抑制していて、高い描写能力があります。
絞り羽根は9枚の円形絞り、最小絞りはF22となっているので被写界深度のコントロールも幅が広いといったところでしょうか。

 

最短撮影距離は広角側で40cm、望遠側では1メートル弱となります。
マクロに切り替えるような機能はありませんので、近接撮影は決して得意と言えません。

 

FE PZ 28-135mm F4 G OSS SELP28135Gの操作リング

 

フォーカスリング、ズームリング、絞り(アイリス)リングと並んでおり、写真用のレンズしか使ったことがない方は戸惑うかもしれませんが、ビデオ撮影用のレンズはこの仕様が定番です。
業務用ビデオカメラを使い慣れている方は抵抗なくスムーズに使うことができるでしょう。

 

FE PZ 28-135mm F4 G OSS SELP28135Gのスイッチ類

電動ズームの搭載位置や、手振れ補正のオンオフ切替スイッチも使いやすい位置にあります。

 

ただ一点使いにくい点はフォーカスのMF・AF切替でしょう。

 

FE PZ 28-135mm F4 G OSS SELP28135GのAF/MF切替

フォーカスリングを前後にスライドすることで切り替えることができますが、スイッチがないので使いにくさを感じる場面があります。

 

業務用ビデオカメラで同じ仕組みを持つ製品がSONYにいくつかありますが、その場合もAF/MFを切り返るスイッチは別にも用意されております。
フォーカスリングの前後だけが切替となっているのはちょっと不便に感じるかもしれません。

 

大きさは径が105mm、長さが162.5mm、そして重さが1215gとかなり重く、付属の三脚座を付けるとさらにもう少し重くなります。

 

三脚座以外に付属するのは、角型バヨネット式のフードとソフトケース、それに前後のレンズキャップです。

 

動画撮影に特化したSELP28135Gの機能

 

この動画はCAPA CAMERA WEBの「【フォトキナ2014】ソニー FE PZ 28-135mm F4 G OSS(4K)」です。

 

FE PZ 28-135mm F4 G OSS SELP28135Gは、4K動画でも耐えられる描画性能や操作性の良さがプロにも評価されています。
その理由はとにかく操作リングの滑らかさを追求できるようフォーカスだけでなく電動ズームも超音波モーターで制御しております。

 

またズームをするとピントがずれる一般的なスチルレンズと違いズーム時の軸ずれを低減しているのも特徴的です。

 

Gマスターレンズとは全く違った方向性のレンズですが、そのおかげで動画性能についてはこのレンズに並ぶものはないと考えても良いでしょう。

ソニー SONY ズームレンズ FE PZ 28-135mm F4 G

✅滑らかなズームと絞り調整ができる動画用レンズ
✅AF/MF切替がちょっと使いづらい点がある
✅近接撮影は苦手