私がSONY α7Ⅲでレンズを選ぶときに必ずチェックすることの一つに、そのレンズが「寄れるレンズ」であるか?があります。
というのも、何本もレンズを持ち歩くのが面倒な場合や不可能な場合は1本のレンズで撮影できる範囲が広いほうが良いですよね。
シャッターチャンスは望遠よりも近接で起こることが多くて、そんなときに寄れないレンズだとピントを合わそうとしても合わないので自分が被写体から離れる必要があります。
そうこうしている間にシャッターチャンスを逃すこともあるし、ピントが合っても被写体が小さい場合もあります。
なので、接写ができて大きく撮れるレンズはとても重宝するし、長く愛用できるレンズになることが多いです。
ではα7Ⅲで寄れるレンズはどれでしょうか?
寄れるレンズと言えばすぐにマクロレンズを思い浮かべますが、Eマウントレンズにはそれ以外のも寄れるレンズは色々あります。
ここではマクロレンズを含む、SONYα7Ⅲで寄れるレンズ、被写体を大きく撮れるレンズを紹介しましょう。
この動画では12本の交換レンズを購入してきたボクが、動画用レンズの選び方を解説してみました。
合わせてご視聴ください。
まずα7Ⅲで寄れるレンズとして代表的なのがSEL90M28Gです。
Eマウントでは初となる中望遠マクロレンズで、35mmフルサイズに対応しています。
全長が約13センチ、重量が約600gと少し大ぶりのレンズですが、SONYのフルサイズレンズの中では平均的なサイズです。
焦点距離が90mmのマクロレンズで、最短撮影距離は0.28m、最大撮影倍率は1.0倍、被写体を離れた位置から大きく撮ることも出来る上にかなり寄って撮影ができます。
キレのある印象的な描写力と、美しいボケ味の2つを両立させているレンズのため高い人気があります。
ピンボケ注意ですが、α7Ⅲの瞳AFでかなり撮りやすくなります!
フィギュアなど精密な描写が必要な物撮りにも向いているため、α7Ⅲで寄れるレンズの代表的な存在です。
α7Ⅲ用のマクロレンズを選ぶときのリストにSEL90M28Gは外すことができないでしょう。
ソニーが販売する高級レンズG Masterのシリーズで販売されたのがSEL24F14GMです。
SEL24F14GMもα7Ⅲで寄れるレンズの1つです。
35mmフルサイズに対応した上、開放値F1.4という明るさが特徴の24mm大口径広角レンズになります。
同系統レンズの中では小型軽量化されたものなので、携帯性という点でも優れています。
高い解像度となめらかなボケが持ち味のレンズで、風景やポートレートなど幅広い撮影シーンにも使えるのが特徴です。
タマボケがとてもきれいに表現できるのが魅力!
写真を撮影するのが楽しくなるレンズでもありますので、α7Ⅲと同時に購入するのもお勧めだと言えます。
焦点距離が24mmということもあり、被写体にピントを合わせると背景が大きくゆるく広がるような写真が撮影できます。
最短撮影距離は0.24m、最大撮影倍率は0.17と被写体を大きく撮るのはマクロレンズに劣りますが、マクロレンズよりも被写体に寄れるのはすごいですね。
どちらを選ぶか個人的な好みが分かれるかもしれませんが、絞りもF1.4と非常に明るく、ボケ味が強力なこともあって奥行き感のある写真になるのはSEL24F14GMでしょう。
最後にSEL1635GMを紹介します。
こちらもソニーのGMシリーズから発売されたレンズの1つで、16mmから35mmまでをカバーできるフルサイズ対応のズームレンズです。
α7Ⅲで寄れるレンズとしても有名で、焦点距離16mmを活かすことで広角の奥行き感を活かした写真が撮影できます。
最短撮影距離は0.28mで最大撮影倍率は0.19倍、さらにこのレンズも美しいボケ味が楽しめるので物撮りをするのにも最適なレンズでしょう。
35mmの焦点距離でポートレートを撮影するのも向いています。
広角を活かした写真が撮影できるため、構図やアイデア次第ではかなり面白い物が撮れるはずです。
自分のアイデアを具現化するためのレンズですので、写真撮影そのものが楽しくなるとも言えます。
超広角レンズなのにボケがキレイなのはスゴイ。
α7Ⅲの寄れるレンズの中でも取り回しが良い方ですので、旅のお供に持っていくのもお勧めです。
こんな感じ!
寄れるα7Ⅲのレンズを3つ紹介しました。
価格面で考えると単焦点レンズやマクロレンズがオススメですが、使い勝手を考えるとズームレンズのほうがオススメと言えます。
予算と用途に合わせて寄れるレンズを手に入れましょう。