α7Ⅲとストロボを使って撮影したいと思ったなら、まずはどんなストロボを買うべきでしょうか?
ストロボ撮影も奥が深いので最初は安価なストロボを買うのも良いですが、あんまり安いストロボだと役に立たず、すぐに使わなくなる可能性もあるでしょう。
また、Amazonで安価に販売されているストロボの中には技適マークがついていない製品もあるので注意が必要です。
α7Ⅲと合わせて使うストロボはオフカメラライティングができるストロボがオススメです。
ここではおすすめのクリップオンストロボとラジオスレーブを紹介していきましょう。
人物写真などを撮影する時に、ストロボを使って撮影することが多いです。
この時にポイントとなるのが、ストロボはカメラ本体にはつけない方がいいということをご存じでしょうか。
最終的には好みの問題にもなるのですが、クリップオンストロボなどα7Ⅲ本体から離して使えるものは離して使う方がいいのです。
理由は本体にストロボをつけてしまうと、光源からの影の出方に面白みがなくなるからです。
レンズがある方向から光が出ることになるため、人物を通した時の影に深みがでません。
誰が撮っても同じような写真になるんですよねえ。
だけどα7Ⅲ本体と離した場所にクリップオンストロボを置くことで、横や斜めなどから光を差し込ませることができるのです。
結果として影の出方がレンズの方向と異なるため、陰影を深くするなどのアレンジができます。
このような撮影方法はオフカメラライティングと呼ばれていて、プロフォトグラファーの間ではその重要性が広く認識されています。
この動画はおなじみプロフォトグラファーでα7Ⅲユーザーでもあるイルコさんがオフカメラライティングのコツを解説してくれています。
私もこの動画を見てオフカメラライティングを始めました。
まだ見たことがない方はぜひ視聴してみましょう。
ちょっとしたことなのですが、いつもポートレートが同じようになるという人は、この点に注意をしてみるといいでしょう。
クリップオンストロボの置き方1つで、影の出方が大きく変わります。
またカメラを通して見た時の被写体の表情も変わるため、自分のアイデアを形にできるのです。
カメラを楽しむのなら、やはり様々な撮影方法にチャレンジした方が面白いですよね。
そうした楽しみを作るためにもポートレートを撮影する時だけではなく、クリップオンストロボを使う撮影ではα7Ⅲ本体から離した場所に設置するのを挑戦してみてください。
ちなみにオフカメラライティングが流行している理由の一つとして、高性能な無線ストロボがニッシンのようなストロボ専門のメーカーから発売されていることが挙げられます。
もちろんストロボはSONY純正品がありますが、できれば評判の良いストロボを選んでみるのをお勧めしておきます。
ストロボはニッシンやGODOXがオススメですよ!
ここではα7Ⅲで使えるクリップオンストロボや、ラジオスレーブ(無線ストロボ)で人気の製品を紹介しましょう。
α7Ⅲ本体には内蔵のストロボがありません。
そのため自然光の少ない場所で撮影をする時などには、クリップオンストロボを使う必要があります。
そこでお勧めしておきたいのが、Di700Aというニッシンデジタルのストロボです。
クリップオンとしても使えますし、ワイヤレスとしても使えます。
最大ガイドナンバーは54でヘッドの可動範囲は左右180°上方向90°下方向は7°になっています。
ただワイヤレス時には別途無線指示器(ラジオスレーブ・ワイヤレスコマンダーと呼ばれています)が必要です。
Di700Aと合わせて使う無線指示器には同じくニッシンが販売しているAir10sがオススメです。
この動画ではワイヤレスコマンダーのAir10sについて解説してくれています。
参考に視聴してみましょう。
Air10sは、Di700Aとセットでも販売されているAir1の上位モデルでさらに細かな設定が可能になっています。
電源は単三電池となっているので気軽に利用できます。
Di700Aとセットで使う場合は最大3台のDi700Aを同時制御可能で、ワイヤレスコマンダーに必要な機能は最低限揃っています。
α7Ⅲで使えるラジオスレーブのAir10sは、ニッシンの上位モデルとなるラジオスレーブです。
SONY α7Ⅲも対応でき、他のカメラももちろん対応しています。
ここで1つ注意したいのがラジオスレーブは、電波法に問題のない機種を選ぶ必要がある点でしょう。
もちろんAir10sは技適マーク付きですので、安心して利用できます。
上位モデルだけあって、手元で操作できる数が段違いです。
エントリーモデルのラジオスレーブでは、モードと露出、チャンネル程度しか操作できません。
しかしAir10sでは光量調整や照射角、ビープ音のオンオフなどもリモートで操作できるため使い勝手が段違いに良くなっています。
最大で100mもの通信距離もあり、様々な撮影環境で役立てることができますよ。
写真の撮影は光が重要な要素になるのはご存知の通りですが、自然光だけで撮影するのも限界があります。
ストロボの購入を検討している方はぜひオフカメラライティングにも対応できるようなストロボと、合わせてラジオスレーブも用意してみてはいかがでしょうか。