ソニー・イメージング・プロサポートに入会しましたよ!
ソニーのプロ向けサポートサービスがあるのをご存知でしょうか?
ソニーのカメラを所有し、プロとして仕事をしている方を対象に機材の貸し出しや修理代金の割引特典を受けられるサービスです。
プロのカメラマンにとってかなりお得なサービスになっているようなので、よく調べてから入会を決意しました。
ソニー・イメージング・プロサポートの入会には入会条件と入会審査を受ける必要がありましたよ。
入会審査を受けた結果、無事合格となり会員特別サービスを受けられることが確定しました。
ここではソニーイメージングプロサポートの入会条件やどんな審査が実施されたのか?
会員限定の特別サービスについてわかったことや入会した理由など解説します。
ソニーの一眼カメラを使ってお仕事をしている方やソニーイメージングプロサポートの入会を検討している方はぜひ読んでみてください。
2017年にプロ向けのミラーレス一眼α9が発売し、2018年には人気のα7シリーズが第3世代に突入。
α7RⅢ、α7Ⅲがダブルスロット(SDカードが2枚挿し)になったことで、メイン機として活用するプロのフォトグラファーやビデオグラファーが増えたようです。
プロのカメラマンが仕事で使う道具の条件としてまず挙げるのが、耐久性と安全性、そしてメーカーサポートの質です。
撮影現場によってはカメラを荒っぽく使うこともありますよね
仕事でカメラを使うとなると、電源をずっと入れっぱなしで数百枚の写真を撮ったり、何GBもの動画クリップを連続で撮影するなんてことがザラにあります。
時には炎天下の中や零下となる寒冷地で撮影を行うこともあり、カメラやレンズに与える負担はアマチュアカメラマンの比ではありません。
また持ち運び時にカメラを傷めてしまうこともあり、プロのカメラマンには何かと機材のトラブルがつきものです。
私もソニーα7Ⅲがダブルスロットでバックアップ記録が出来るようになったことをきっかけに、仕事でも積極的に使っていこうと考えるようになりましたが、そこで気になるのが「カメラのもしもの故障時の対処」です。
もし故障して修理に出した場合、修理期間中は仕事が出来なくなる可能性があります。
その間収入を得られない恐れもあり、プロの方にとっては死活問題です。
メーカーが迅速に修理に取りかかってくれるのか気になるところでしょう。
そこで見つけたのがソニーのプロ向け会員サービス「ソニー・イメージング・プロサポート」です。
ソニーには全国5つの主要都市(東京・大阪・名古屋・福岡・札幌)にソニーストアがあり、ここを窓口として修理の申し込みが出来るようになっています。
ソニーイメージングプロサポートの会員に入っていれば、修理代金が技術料・部品代の両方が50%割引となり、さらに機材を修理に出している間は代替機材を無料で借りることが出来ます。
そしてさらに購入を検討しているカメラ本体や交換レンズの無料貸し出しができます。
・登録機材の優先修理
・登録機材の修理代金特別割引(技術料・部品代ともに50%割引)
・イメージセンサークリーニング・点検サービスが特別価格で受けられる
・登録機材の修理期間中の代替機材貸出し
・購入検討中の機材貸出し(原則1機種1回、10日間)
ソニーストアで商品を15%オフで購入可能 + α長期保証(3年ワイド)が無料で受けられる
2024年に機材貸出しサービスはGOOPASSスマートレンタル for ソニー・イメージング・プロ・サポートとして生まれ変わりました。
その他会員向けのイベントやメールサポートも用意されているようです。
α長期保証(3年ワイド)は一般加入の場合19,000円のサービスなので、ソニーストアでの購入メリットが高くなりますね。
ソニーイメージングプロサポートは盛り沢山のサービス内容で、ソニーユーザーはみんな加入したくなるのではないでしょうか。
ところが残念なことにソニーイメージングプロサポートは入会資格がプロのフォトグラファー・ビデオグラファーに限定されていることがネックです。
またソニーαシリーズを2台以上、交換レンズを3本以上所有していることが条件となっています。
プロの方なら予備カメラを必ず持ち、標準レンズ・広角レンズ・望遠レンズの3本は必携なので、本当に仕事をしている方なら条件はクリアできるはずです。
それよりも問題なのが制作実績の提出です。
ソニーイメージングプロサポートは入会申し込み後、入会審査を受けます。
その時に必須事項として過去1年以内に、対価が発生した成果物を計3点以上提出する必要があることです。
制作実績が山のようにある方は問題ありませんが、制作実績が少ない方はこの点が不安になると思います。
また、制作会社やフォトスタジオから仕事を受けており、お客と直接やり取りしていない方は入会資格があるのかどうか不安になりますよね。
<入会面談当日、必ず持参いただくもの>
写真や動画の撮影を職業としていることが証明できる資料
過去1年以内に、申込者がプロフェッショナル(職業として対価が発生)として撮影された成果物を計3点以上
※ 成果物にクレジットが無い場合は、申込者が撮影、対価が発生していることが証明できる資料を合わせてご提出ください。
(クライアントから撮影を受託した請負契約書、発注書の写し等)
雑誌、ポスター、カタログ、パンフレット等の写真印刷物または画像
動画データの場合は、BD、DVD等の媒体でご提出ください
Web掲載の写真・動画の場合は、プリントアウトの上URLをご記入ください
名刺1枚(仕事で使用しているもの)
身分証明書
運転免許証・パスポートまたは顔写真付きの公的な身分を証明するもの
機材リストにご記入いただいた機材
※ 1、3、4に関しては、入会審査<入会面談>終了後に、ご返却いたします。
※ 持参いただくものを当日お持ちいただけない場合、入会審査<入会面談>をお断りする場合がございます。
結論から先に言うとあんまり難しく考えなくても大丈夫でした。
直受けか、スタジオ・制作会社の下請けなのかは問題になりませんでしたよ
例えばウェディングのフォトグラファーやビデオグラファーの場合、多くの方がプロダクションやフォトスタジオに在籍して仕事を受けていると思います。
その場合支払い明細書や請負契約書、請求書を添付することでプロフェッショナルの証明資料となりました。
また制作実績が動画データの場合、「BD、DVDなどの媒体で提出」とありますが、私は念のためUSBメモリーに制作した動画ファイル(MP4)を持っていきました。
面談時に先方のパソコンで確認することになりましたが、ディスクドライブを搭載していないノートパソコンであったため、持参したBDでは確認できずUSBメモリーが役立ちました。
動画の場合、ディスクに動画を焼き付けるのか?ファイルとして保存したら良いのか悩むと思います。
なので制作実績はUSBメモリーに保存してディスクと併せて持参するか、面談前に確認するのが良いでしょう。
面談は会社の採用面接のような圧迫感は全くありません。
終始和やかな雰囲気で面談が行われます
普段どんな仕事をしているのか?
これまでどんなカメラを使って仕事をしてきたのか?
今後どのようなカメラを使ってみたいか?
など、製品に関する質問が多かったように思います。
制作実績の確認についても、制作物のクオリティを評価されているような印象は全くありません。
恐らくですが、ソニーのブランドイメージを損なうような問題行動を起こす方が入会するのを避けるのが目的でしょうから、社会人としてのまともな受け答えが出来ればまず問題ないと思います。
なのでわざわざ正装していく必要はありませんが、身だしなみぐらいは整えて面談に臨めば悪い印象を与えることなくスムーズに審査は通過すると思いますよ。
私の場合は面談の翌日に合格の電話連絡があり、その電話で入会手続きを終えることが出来ました。
後は会員カードが届くのを待つだけです。
電話で合格のお知らせをもらってからおよそ一週間後にSONYから郵送物が届きました。
あまりにも箱が大きいので、「あれ?カメラ買ったっけ?」と思ってしまうほどです。
箱を開けてみると大量の緩衝材と書類が入っています。
大きな箱の中に入っていたのはソニー・イメージング・プロサポートが明記された箱です。
なんか高級感漂わせています
箱を開けてみるとソニー・イメージング・プロサポートの案内書と会員証、ソニー・イメージング・プロサポートの印字が入ったストラップが一つ入っています。
真っ黒のカードに「Sony Imaging PRO SUPPORT」の文字が。見せびらかしたくなるぐらいCoolです。
メンバーズカードの裏には名前や会員番号も印字されていますよ。
案内書にはSONYイメージングプロサポートのロゴ入りステッカーがいっぱい入っています。
プロをアピールしたい方にはたまらないアイテムですね。私も一枚ノートPCにでも貼り付けようかしら?
付属のストラップです。時々プロのフォトグラファーさんが使用しているのを見かけるやつです。
プロの方の中には「俺はプロサポートのストラップは絶対使わない。プロのアピールよりも腕の方が重要だろ!」ってマッチョなことをいう方もおられますが、私は遠慮なく使わせていただきます。
そもそも自分のお仕事が成り立っているのはソニーのカメラやレンズがあるお陰だし、そのPRに役立てるならいいんじゃないかなーと思います。
α7Ⅲの瞳AFで仕事がメチャクチャ楽になったのは言うまでもありません
ただでさえスマホに押され気味のカメラ業界で、今後もSONYさんには頑張って新しい製品を開発してほしいですからね。
もちろんメーカー名をアピールしてはいけない撮影仕事もありますから、そんな場所では使わないよう臨機応変に行きましょうよ。
ストラップの質感は純正のストラップとかわりません。
α7などのカメラ名称が印字されていない分、どんなカメラにも使えそうなのが良いですよね。
α7Ⅲに付属していたストラップと比較してみると若干太さもあるので肩こりが軽減しそうなのも嬉しいところ(笑)
ストラップの取り外しは意外と面倒です。
私は動画撮影時にはストラップを取り外して使うので、ピークデザインのアンカーリンクスを使っています。
プロサポートのストラップはそのままではアンカーリンクスに取り付けられないので、アンカーハウジングを購入しましたよ。
赤色のアンカーリンクスは持っていますが、ブルーは珍しいです。
アンカーリンクス4個とアンカーハウジングが2個セットになっています。
プロスト結びって苦手なんですよー。
アンカーハウジングを無事ストラップに接続しました。
これでストラップの着脱が簡単になりましたよ。ピークデザインのアンカーリンクスは一度使ったらやめられません。
ちなみにソニーイメージングプロサポートは年会費がかかります。
入会審査を経て、合格通知を受け取った方は2週間以内に当社の運営するオンライン購入サイト「ソニーストア」にご登録のクレジットカードにて、所定の入会金ならびに年会費の支払いを行なってください。
入会金:5,000円 +税
年会費:10,000円 +税
ただし、入会初年度の年会費は、入会決定通知日を基準に以下の通りとさせていただきます。
4月~ 6月:10,000円 +税
7月~ 9月:7,500円 +税
10月~12月:5,000円 +税
1月~ 3月:2,500円 +税
更新費:13,200円(税込)
毎年2月頃に年会費の請求があり、MY SONYに入会してクレジットカード情報をオンライン登録していれば、そのクレジットカードに請求してもらえるそうです。
プロの方なら経費で落とすでしょうから、仕事で使っているクレジットカードを登録しておくのが良いでしょう。
合否通知の電話連絡の際にソニー担当者に伝えれば、入会金と初年度の年会費もMY SONYに登録のクレジットカードで支払うことが出来ました。
私が入会したのが2月なので、初年度は入会金の5,000円と2500円 + 消費税となりました。
年会費は一見高く感じる方もおられるかもしれませんが、カメラのレンタルを一般のレンタル業者さんにお願いすれば一日1万円程度はかかります。
レンズだと5,000~10,000円/日が相場です。
例えば仕事で撮影機材を使いながら、ブログやYouTubeで製品レビューも行うような方にとっては年会費ははっきり言ってバリュー価格だと思います。
※ソニープロサポートのレンタルサービスは2022年度からGOOPASSに引き継がれています。
関連情報:試用機貸出しサービス|GOOPASS
2023年度より会員向けサービスが追加しました!
✅ソニー・イメージングサポート 会員優待AV15%OFF(年6回)
✅ソニー・イメージングサポート α長期保証 3年ワイド無償(年6回)
✅ソニー・イメージングサポート α長期保証 5年ワイド50%OFF(年6回)
✅ソニーストア下取サービスご利用時下取り/買取金額5%増額
2024年度より会員向け仕様機貸出サービスがアップグレードしました!
2024年の会員更新時にお知らせがきました。
新サービスのGOOPASSスマートレンタル for ソニー・イメージング・プロ・サポートです。
ソニー・イメージング・プロ・サポート会員向けのレンタルサービスで、、ソニーストア販売価格の約3%相当の手頃な月額料金でレンタル開始時は新品で使えるという超絶お得なサービスです。
中長期的な利用でも経済的な月額設定中長期でのご契約を前提に、ソニーストア販売価格の約3%相当の手頃な月額料金でご提供。毎月のコストを抑えてご利用いただけます。
また、13ヶ月目以降、25ヶ月目以降からはそれぞれ月額料金を10%割引。長期契約ではより、経済的にご利用いただけます。故障・破損時の機材交換も安心レンタル中の製品に故障が発生した場合、迅速に整備済みの機材と交換いたします。
また、お客様の過失による破損が発生した場合でも、免責額を限度に、修理費用をお支払いいただくことで交換が可能です。
撮影機材を欠かすことのできないプロフェッショナルのビジネスシーンでも安心してご利用いただけます。
レンタル開始時はすべて新品をご提供。申し込みも簡単ですレンタル開始時は、すべての製品を新品でご提供いたします。
申し込みはソニーストア各店舗の店頭でご自身のスマートフォンから簡単に行なえ、ご契約完了後、店頭からすぐに製品をお持ち帰りいただき、ご利用を開始していただけます。
最新機種への機種変更や解約手続きもシンプル・手軽リースやクレジット等と比較し、制約期間が短く(最低レンタル期間6ヶ月)ビジネス環境に応じた最新機種への変更などが可能です。
また、解約手続きもシンプルで手軽です。
レンタル利用でビジネス効率化レンタル料金は経費として処理いただけます。固定資産計上・減価償却などの手続きなどをせずにご利用可能です。
最低利用期間は6か月で、経過後は1か月単位で解約できるため、新製品が発売するたびにカメラやレンズを売却をするような手間も要りません。
GOOPASSスマートレンタル for ソニー・イメージング・プロ・サポートは一人につき同時に2台まで契約ができるため、メインカメラ・メインレンズ(あるはサブカメラ)を契約すれば、月3万円ほどでカメラマンの仕事を始めることが出来なくもありません。
まあ仕事でカメラを使う場合はレンズが何本か必要ですが、それはGOOPASSで利用毎に借りることができるので、購入するよりも断然コストは抑えられるはずです。
GOOPASSスマートレンタル for ソニー・イメージング・プロ・サポートの良いところは新品で使い始めることができるのも大きなメリットでしょう。
長くカメラマンをやっていると、購入し続けたカメラの固定資産計上がかさみ、固定資産税もかかります。
こういった負担を抑え、賢く収入を高めるのもプロにとっては重要なことです。
こんなかんじ!
年間に3件以上の対価をもらう撮影仕事や制作物がある方でソニーのカメラ(αまたはサイバーショットRXシリーズ)を2台以上・レンズを3本以上持っている方はソニーイメージングプロサポートに入会したほうがお得です。
機材修理時には代替製品を無料レンタルできるので、仕事に穴をあけることもありません。
また、購入を検討している交換レンズを無料で借りることが出来るので、高価なレンズ購入の失敗を防ぐことが出来ます。
一度使ってみないと分からないことってありますからねえ。
それにバリュー価格な年会費も魅力です。
ストラップはプロとしての自覚とモチベーションアップになりますよ
まだソニーのカメラ・レンズを購入して間もない方は、ぜひプロサポートの入会を念頭に制作実績を積みながら申し込む機会を検討すべきです。
ソニーファンの方も、それほどでもない方も、ぜひ一緒にカメラ業界を活性化するべく各メーカーのサービスを使い倒して日々のクリエイティブに活用しましょう!